フコイダンとは


日本人は、世界でも唯一海苔を消化することのできる、ゾベリア・ガラクタニボランという海洋性細菌を腸内に消化酵素として持っているため、海苔の食物繊維を消化することができます。ただし、これは生の海苔に限ったことで、焼き海苔に至ってはほとんどの方が消化吸収可能です。フコイダンは、こうした海苔を始めとする褐藻類に含まれているもので、褐藻類とは褐色の色をした海藻類のことを指しています

昆布1913年に発見されたフコイダンは、スウェーデンの大学教授の手により発見され、当初はフコイジンと命名されていましたが、フコイダンと呼ばれ始めたのは国際糖質命名規約によるものでした。フコイダンが発見された海藻は、日本でも家庭料理に使われる昆布からで、海藻の中でも褐藻類だけにしか含まれない特有のぬめり成分からでした。フコイダンは、水溶性の食物繊維の一種で、こうした褐藻類の海藻は日本の近海で昔から食されており、日本人にとってフコイダンは非常にポピュラーなものでした。

実際に乾燥した昆布を水に漬けておくと、このぬめり成分であるフコイダンを見ることができます。フコイダンは、単一構造成分の名称ではなく、主成分がフコースである多糖類の総称で、フコース以外にもガラクトースやマンノース、キシロースなども含んでおり、同じ褐藻類の種類であっても同一の構造はありません。つまり、フコイダンの主な効能は、フコースの含有量とされているため、海藻の種類によっても含有量は大きく異なっています